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Raspberry_pi 4にPostgreSQLとdiesel_cliを導入した

By Kaisei Yokoyama

TL;DR

PostgreSQLをORM越しに使う時は、大体libpq-devをインストールする必要があります。

macOSであればbrew install postgresqlだけでlibpq-devもインストールされるようですが、apt-getコマンドでのインストールではそうもいかないようです。

事の始まり

まだ冬の気配の残る某日、NASを作ろうと思い立ったところ、突如として意識を失い、次の瞬間にはRaspberry Pi 4が家に生えていました。

そしてクレジットカードの請求額に8000JPYが加算されていました。

やせいのラズパイ

sambaを導入しNASとしての気ままな生を謳歌するラズパイでしたが、そんな彼1 にも転機が訪れます。所用でウェブサービスのデモ機として使われることになったのです。

これまで自宅でリモートワーク2を続けてきたRaspberry Pi 4、ついに出勤の季節となりました。

セットアップ

ウェブサービスではローカルのPostgreSQLdieselを介して利用していました。
そのために必要な環境をラズパイに整える手順は以下の通りです。

PostgreSQL利用環境の導入

PostgreSQLのインストール

sudo apt-get install postgresql

libpq-devのインストール

sudo apt-get install libpq-dev

libpq-dev並びにそれに準じる環境がないと、diesel_cliのインストール時にエラーが出ます。sudo apt-get install postgresqlPostgreSQLのセットアップはおしまいだと思っていたので、悩みました。

元々の開発環境がmacだったので、brew install postgresqlのコマンド一つで、知らないうちにlibpq-devもインストールできていたようです。
homebrewは高機能なんですね……

Rust開発環境の導入

curl https://sh.rustup.rs -sSf | sh

diesel_cli開発環境の導入

cargo install diesel_cli --no-default-features --features "postgres"

featuresの指定におかしいところがあると、MySQLとかsqliteがないと怒られます。

これでPostgreSQL, diesel_cliの導入ができました。
どなたのためになるかはわかりませんが、ご参考までにどうぞ。

参考文献


  1. 便宜的な呼称。 ↩︎

  2. コロナウイルスの流行に伴う労働環境の見直しとは無関係と思われる。 ↩︎

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